真澄 /
MIYASAKA

ますみ / みやさか

長野県 宮坂醸造株式会社

長野県諏訪市元町1-16

真澄の歴史とふるさと

創業は寛文2年(1662年)。清冽な水と冷涼な気候に恵まれた霧ヶ峰の麓、信州諏訪で諏訪大社のご宝物「真澄の鏡」を酒名に冠した酒を醸してきました。 真澄のふるさと信州諏訪は、八ヶ岳・蓼科・霧ケ峰の麓に広がる高原盆地。澄んだ空気と水、極寒の冬と涼風の夏、四季折々に表情を変える諏訪湖、 こんこんと湧く温泉、悠久の歴史を物語る史跡や祭りがあり、それは蔵元にてっも誇りであります。 諏訪はまたハイテク機器や、酒・味噌・寒天といった伝統産業、良質な農産物で知られるモノ造り王国でもあります。 この王国を支えるのは技の高みを求める諏訪人気質。厳しい風土の中でモノ造りと真正面から向き合って来た諏訪人の血に刻まれたDNAこそ真澄の味わいの源です。

七号酵母

日本酒は体長5ミクロンの微生物「酵母」が甘酒の糖分をアルコールに変えることで醸されます。 しかし美酒を生み出す力を持った酵母はごく僅かで、酒造りが自然まかせに近かった明治時代までは失敗がつきものでした。 そこで明治37年に設立された国税庁醸造試験所は、優良酵母を捜し出して酒造メーカーへ販売する事業を開始。 この「醸造協会酵母」によって日本酒の品質は飛躍的に向上したのです。 真澄が全国清酒鑑評会で上位を独占した昭和21年、醸造試験所の山田正一博士は、真澄諏訪蔵で醗酵中のモロミから極めて優れた性質を備えた酵母を発見。 「醸造協会酵母7号」と命名された真澄酵母はまたたく間に全国の酒蔵へ普及しました。

七号発祥の蔵元

発見当初の七号酵母は華やかな吟醸香を醸し出す酵母でしたが、長い間に少しずつ性格が変化し、 現在では「落ち着いた香りとバランスのとれた味わい」の大人びた酒を醸し出す酵母となっています。 七号酵母は発見から60年以上経た今でも全国60%の酒蔵で活躍しています。 真澄は七号のパテントを持っている訳でも、販売に携わっている訳でもありません。 七号酵母がお金に換わることはありませんが、「七号発祥の蔵元」は名誉であり絶大な宣伝効果です。 その一方で「決して正道から外れた酒造りをする訳にいかない」というプレッシャーにもなっていると言います。

MIYASAKA

酒造りに欠かせない「酵母」。多くの種類がある中で、宮坂醸造、諏訪蔵にて1946年に「きょうかい7号」(七号酵母)が発見されました。 2016年、発見から70周年を機して、真澄のルーツに立ち返ろうと挑んだクラシック&モダンなシリーズです。七号酵母のみで仕込むこのお酒は、数字の『7』をモチーフにしたデザインで統一しています。穏やかながらも芯のある、凛とした佇まいの酒質です。。


        

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