信濃錦

しなのにしき

長野県 宮島酒店

長野県伊那市荒井3629番地1

信濃錦の歴史

創業は明治44年(1911年)。当初は家紋の桧扇より命名した「扇正宗」を酒名としていましたが、より大きく飛躍する事を祈念して信州の栄光を意味した「信濃錦」と命名します。 創業以来地元で獲れる最高の米を用い、昭和42年には、前当主である宮島宏一郎が日本で初めて防腐剤を用いない酒造りを発明し昭和47年に特許を取得。 それ以来「美味と安心」「信州の大自然を表現すること」を酒造理念として酒造りをしています。 また平成3年より全てを特定名称酒とし、平成18年からは全ての仕込みを純米醸造酒として、より一層個性的で味わい深い酒造りを目指しています。

長野県 伊那市

宮島酒店のある伊那市は長野県南部に位置し、二つの日本アルプスに挟まれた谷間のまちです。 JR伊那市駅や高速バスの伊那バスターミナルがあり、列車、バス共に東京からおよそ3時間の距離にあります。 「伊那」「高遠」「長谷」と三つのエリアから成る伊那市ですが、宮島酒店は「伊那エリア」の中心部、伊那市駅から徒歩五分の所にあります。 付近には様々な飲食店があり、「信州そば」の発祥の地と知られることから蕎麦屋はもちろん、名物のマトンの肉と蒸した堅めの中華麺「ローメン」や「ソースかつ丼」を食べれるお店がたくさんあります。

低精白とSDGsへの取り組み

食糧廃棄率の改善が課題である中で、精米時に多くのエネルギーを消費し、食糧廃棄率の高い「高精白」の酒でなく、あえて「低精白」とした純米酒の深い味わいを探求しています。 大地の恵みを余すことなく味わう酒造りを心がけ、食用米と同程度の精米率でも味わい深く風味の良い個性豊かな酒造りをする技術開発を、業界をあげて進めるべきとき考えています。 「日本酒のあるべき姿」を出発点として、工業的な酒造りではなく自然と共生する価値を感じ、「地元産契約栽培米を用いた低精白の純米酒」に一つの「解」を見出しています。

SDGsへの取り組みの中で、日本酒に求めらているのは、「高品質=高精白」という価値観からの脱却はもとより、環境や水系を維持し地域への適応強化につながる、土作りから顔の見える米作りなど、 等級や品種だけでない原料米の持つ価値を評価し、さらには酒税法や製法品質表示基準など時代に合わせた価値観の変化を進めることと考えています。

この取り組みから、令和元年に『NAGANOものづくりエクセレンス2019』に認定されたのを始めとして、令和2年には環境対策の表彰制度である「エコプロアワード2020」において最高賞である『財務大臣賞』を、 脱炭素の取り組みを表彰する「脱炭素チャレンジカップ2021」において『奨励賞』を受賞するなど、各方面より高い評価を得ています。

        

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