聖の歴史と由来

創業天保12年(1841年)、初代傳兵衛が、前橋藩川通り二十六ヶ村の名主総代を務める今井善兵衛家より分家独立。 その後、生糸商・質商を営むかたわら酒造りを始める。 群馬県のほぼ中央の伊香保温泉近くに位置し、越後との国境三国峠に源を発し、奥利根の山間部からまさに流れ出そうとする 坂東太郎(利根川)を眼下に臨む赤城山西南麓の高台にあります。 上州名物(からっ風)は冬の厳しい寒さを表しますが、酒造りにとっては何よりも清浄な空気をもたらすものであり、 緑豊かな自然環境に恵まれています。酒の名を「聖とおほせし古の 大き聖の言のよろしさ」と、 万葉の歌人である大伴旅人が詠うように、聖(ひじり)とは良く澄んだ酒を意味します。 上州赤城山西南麓の自然水と蛍の舞う緑豊かな自然環境の中で酒造りを始め、 八代160余年の長きにわたりその伝統と技を継承してきました。

代表銘柄である「かんとうのはな」で知られる聖酒造が、 首都圏を中心とした限定流通酒として新たに立ち上げたブランドが「聖(ひじり)」です。 群馬県産酒造好適米「若水」を始め、「山田錦」、「渡舟」などの酒米を中心に仕込んでいます。 主に限定酒でリリースされ、「中取り」「中取り直汲み」など、 お酒の良質な部分を瓶詰したフレッシュでジューシーな味わいが特徴です。 また、試験的に醸造される限定酒などもあり、野心的なシリーズとも言えます。

        

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