鶴齢 / 雪男

かくれい / ゆきおとこ

新潟県 青木酒造

新潟県南魚沼市塩沢1214

新潟県南魚沼市塩沢

有名なスキー場を多数保有する越後湯沢・石打に程近い南魚沼市塩沢。言わずと知れたコシヒカリの名産地。東京から新幹線で約2時間。 鶴齢・青木酒造は塩沢駅の程近くの一角にある趣深い「牧之通り」にあります。新潟でも内陸側のこの土地では漬物文化が根付いています。 7割は地元新潟消費の鶴齢は塩沢の保存食にもしっかり合う淡麗旨口のお酒を醸しています。

和合の精神

青木酒造が酒づくりで一番大切にしている「和合」の精神。それは、杜氏や蔵人、酒米を栽培する農家の人々ら「造り手」と、酒屋や料理店などの「売り手」、鶴齢を愛飲してやまない「呑み手」による和合によって、善い酒は生まれるという考え方です。 和合の背景にあるのは、新潟人ならではの「耐え忍ぶ精神」と「助けあう心」。お互いを思いやり、慮り、時には我慢し、時には励まし合い、時には喜び合って、初めて和合の精神は成立します。

地元・新潟の歴史と共に丁寧な酒造り

歴史ある佇まいの青木酒造は、地元 魚沼の食文化に寄り添った味わいを特徴としています。冬の間も長期保存が可能な干物や漬物などに加え、汗をかき熱心に仕事をする魚沼人が好む塩や醤油を用いた味付けが主体の魚沼料理。これらに合う酒として「鶴齢」は、新潟ならではのキレの良い淡麗な造りでありながら、押し味として米本来の旨みを最大限に引き出し、飲み飽きのしない銘柄を目指しています。

限定流通シリーズ

「鶴齢」の銘柄には、一般流通の「鶴齢」と、一部の特約店のみに流通する「限定流通・鶴齢」があります。「酒の勝鬨」は、青木酒造さんと古くからのお付き合いがあり、「生原酒」シリーズや、「精米歩合違い」、「季節酒」から、極少量流通の「直汲み」など、「限定流通シリーズ」のすべてを取り扱う数少ない酒販店です。

鈴木牧之と北越雪譜

鈴木牧之は明和7年(1770年)塩沢に生まれた商人・随筆家で、現蔵元の先祖に当たる人物。「鶴齢」という名も牧之が命名したと伝えられています。その牧之が雪深い魚沼の暮らしを全国に伝えるために記した書物が『北越雪譜』です。構想から30年の時間をかけて出版し、雪国の風俗や方言、習慣や伝承、名産である縮産業についてなど、魚沼の暮らしの多様性と豊かさを綴った江戸末期のベストセラーです。ちなみに「鶴齢」に次ぐ青木酒造の銘酒「雪男」もこの『北越雪譜』に登場する毛むくじゃらの異獣がモデルになっています。



        

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青木酒造訪問

青木酒造訪問 2016.02/28