秀よし

かりほ

秋田県 鈴木酒造店

秋田県大仙市長野二日町9

鈴木酒造店

江戸時代初期、伊勢の国(三重県)に油屋を営む長兵衛というものがおりました。国中から伊勢参りの旅人が訪れ、最新の情報が集まる中で育った長兵衛の息子は豊かな秋田への移住を決意しました。長野村(中仙町)に入ったその青年は大変な苦労を重ねた末に地主となりました。その後、米・水に恵まれた長野村の利点を活かし酒造りを始めたのが元禄弐年。これが酒処秋田県で三百十七年の歴史を数える当蔵の誕生です。

銘柄の由来

当蔵の酒銘が「初嵐」であった嘉永時代、秋田藩主佐竹候が藩内の銘酒を集め酒競べを行いました。そこで従来の御用酒「清正」に優るものと激賞されました。加藤清正が仕えた「豊臣秀吉」と、「秀でで良し」の二つの意味を合わせて「ひでよし」と拝命され今日に及んでいます。

歴史の古き酒蔵

明治初年に建て替えられた家屋と酒蔵は、永い年月を経たものだけが持つ重厚感と風格を感じます。酒蔵の中にはお米を蒸すための巨大な「和釜」やお酒を搾るための総漆塗りの「酒槽」(さかぶね)などが鎮座しています。どの道具も現役で使われているとは信じられないほど愛用しています。


        

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