初孫

はつまご

山形県 東北銘醸

山形県酒田市十里塚字村東山125番地の3

東北銘醸について

東北銘醸とは、山形県酒田市にある日本酒の酒蔵です。創業は明治26年で、当初の銘柄は「金久」といいました。昭和の初めに長男が誕生したのを機に、「初孫」という酒名に変えました。初孫は、創業以来一貫して時間と手間のかかる昔ながらの伝統手法「生も造り」による酒造りを行っています初孫は、水と緑に恵まれた環境のもとで、地方の風土が息づく「酒の酒田」ならではの豊かな味わいを継承し、発展させていきます。その品質は国内外の様々なコンクールで数多くの賞を受賞しています。日本酒の原点を見つめた初孫の酒造りは、日本の伝統文化を守りながら、世界に誇れる日本酒として知られています。

全量生もと造り

日本酒は、米と水と自然界の小さな命の力によって醸し出されます。日本酒ができるまでには、さまざまな場面で微生物の営みが関与し、大きな役割を果たすのです。その中でも、酒母という工程では、アルコール発酵をつかさどる清酒酵母を大量に育成することが重要です。近代に入り、複雑な工程の省力化を図ろうといくつかの手法が開発されてきましたが、初孫の蔵では、創業以来一貫して時間と手間のかかる昔ながらの伝統手法「生もと造り」による酒造りを行っています。

生もと造りとは

生もと造りとは、清酒酵母以外の生き物の繁殖を抑えるにあたり、空気中の乳酸菌を活用するやり方です。長年培われた技術と経験が必要であり、現在生もとで仕込む蔵は全国的にも数少ないとされています。自然界の営みを巧みに誘導することにより育成される酵母は、醪において健全でしかも旺盛な発酵をもたらすため、力強くしっかりとした酒質になるといわれています。そして、醸し出された酒は、深みのある味わいとすっきりした後口が特長です。


        

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