天寿

かりほ

秋田県 天寿酒造

秋田県由利本荘市矢島町城内字八森下117番地

天寿酒造について

天寿酒造は、秋田県由利本荘市にある老舗の酒蔵です。1830年に創業し、現在は七代目の大井永吉氏が代表を務めています。主な銘柄は「天寿」で、百歳までも幸せに生きることを願って名付けられました。天寿酒造は、鳥海山の伏流水と地元で契約栽培された酒米を使って、伝統と革新を重ねた酒造りを行っています。杜氏と蔵人がその日その日の酒と向き合い、最良の製法を探求しています。「地元でできる最高の酒」を目指して、美酒天寿を造り続けています。

鳥海山からの贈り物

標高2230m、秋田の誇る名峰 鳥海山は、巨大でしかも繊細な自然の宝庫です。日々刻々と表情を変えるこの山は、地元の人々の生活と深く関わりあってきました。この鳥海山の水とつぶよりの米から美酒天寿が誕生します。 鳥海山にある中島台の森は、ブナの豊かな森が水を浄化しており、清らかな水をつくりだしています。水温は湧水であるため、7度で一年中水温は一定しており、豊富な水量と一定温度の水のため、県の天然記念物にも指定されている、世界でも希有な「鳥海マリモ」というコケの生息を可能にしています。 この鳥海山の万年雪が生み出す清らかな水が伏流水となって地元に湧き出し、初めて天寿のお酒が出来上がるのです。

天寿酒米研究会とは?

天寿の原料米・酒こまち・美山錦はすべて「天寿酒米研究会」の栽培によるものです。 この研究会は「自社の使用する酒米は地元で確実に確保する」という目的のもとに昭和58年に設立したことがはじまりです。構成メンバーは蔵人を中心に、地元の一般農家の協力もあり、二十年以上もの歴史を誇っています。 また、無農薬栽培にも取り組み、より良質の酒米を作り続けています。厳しい寒さの中、原料米を有効に使い、軟水を巧みに生かし、温和でキメの細かいまろやかな芳香と風味を生み出しています。

蔵のある町

天寿酒造のある由利本荘市矢島町地区は、雄大な鳥海山の自然に抱かれた美しい街です。空気は澄み渡り、夜には国内で二番目に星が綺麗に見える町と認定された星空を楽しむことが出来ます。 現在、寒暖の差の激しい小盆地的な気候を利用し、稲作・酪農などに力を入れています。天寿酒造で使用される原料米・酒こまち・美山錦はすべてこの環境の中で育まれたものです。 また由利原高原ではジャージー牛の育成が行われ、濃厚で優しい甘みが特徴のジャージー牛乳が特産品となっており、ソフトクリームなどの加工品も人気です。 包み込まれるような自然と、素材に恵まれた食、素朴な人柄の町の人々。時間がゆったりと流れて感じる、そんなやさしい、魅力ある街です。


        

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