西の関

にしのせき

萱島酒造

大分県国東市国東町綱井392-1

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大分県国東市の萱島酒造が醸す「西の関」は、明治創業の老舗蔵。手造りにこだわり、五味が調和した旨口の酒質が特徴。穏やかな香りと優しい味わいで、和食との相性も抜群な地酒です。

　　　　　　　　 　　　　　　　 　　　　　　　　　

萱島酒造

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創業と歴史的背景

萱島酒造は1873年（明治6年）に大分県国東市で創業された老舗酒蔵です。創業者・萱島荒吉が始めた酒造りは、武家の末裔である萱島家の誇りと伝統を受け継いだもので、二代目・米三郎が「西日本の代表酒になりたい」との願いを込めて代表銘柄「西の関」を命名しました。1907年には全国清酒品評会で一等入賞を果たし、その名声を確立。戦時中の休業を経て、1954年に法人化され、現在は五代目・萱島進が代表を務めています 。

酒造りの哲学と文化財

萱島酒造は「旨い酒」を追求し、甘・酸・辛・苦・渋の五味が調和した酒質を理想としています。仕込み水には両子山・文珠山の伏流水を使用し、原料米にはヒノヒカリ、八反錦、山田錦などを採用。伝統的な手造り製法を守りながら、吟醸酒「秘蔵酒」など革新的な商品も展開しています。また、明治から昭和初期に建てられた酒蔵の建築物14件が国の登録有形文化財に指定されており、歴史的価値も高い酒蔵です。