加賀鳶 / 黒帯

かがとび / くろおび

石川県 株式会社 福光屋

石川県金沢市石引二丁目8-3

福光屋の歴史。

福光屋は、寛永二年(1625年)創業、金沢で最も長い歴史と伝統を誇る酒蔵です。 金沢の食文化は、華麗な発達を遂げてきました。金沢文化ともいえる現在の懐の深い生活様式を生み出し、 職人魂を育む土壌をつくり、一方で味わいへの厳しい評価をもつ人々の町をつくり出しました。 福光屋の酒は幾年もの間、金沢の町によって鍛えられ、磨かれてきたといえます。

契約栽培米

福光屋では生産農家と契約栽培することによって、高品質の酒造好適米を安定確保しています。 これは昭和35年に兵庫県中町と「山田錦」の栽培契約を結んだのが最初で、 現在では長野県木島平と「金紋錦」、兵庫県出石と「フクノハナ」、富山県福光、石川県白山市と「五百万石」をそれぞれ契約栽培しています。 酒造好適米は栽培地が限られ、育成が難しいだけでなく、収穫量も少ないのが現状です。 契約栽培の利点は、安定供給のみならず、農家と土づくりから共に研究して、より品質のいい酒米を収穫できることにあります。

純米蔵

福光屋は、日本酒造りの原点に立ち返り、すべての日本酒を純米造りで醸しています。 福光屋の目指す「旨くて、軽い」味わいも、米の旨みが存分に生きる純米造りだからこそ実現できる酒質です。 その純米蔵である福光屋には多種多様なブランド、銘柄が存在します。「酒の勝鬨」で取り扱う銘柄をご紹介します。


加賀鳶

「加賀鳶」のコンセプトワードは「粋」。 そのために最も大切にしていることは、キレです。単に辛いだけでなく、日本酒の生命線である旨味を大切にしながらのキレる辛口。 純米造りの技術を徹底的に追求することで、旨さの領域を広げた、まさに酒造りの妙技を味わえるブランドです。


黒帯

「黒帯」の味わいの理想は、旨くて、軽いこと。 酒米に山田錦と金紋錦を使用し、ブレンドではなく、独立した味わいの酒をバッティングさせることで得られる「コク」「ふくらみ」「キレ」「品」の絶妙なバランス。 さらに、時間をかけてじっくりと熟成することで「まろやかさ」を加えた味わいは、肴の旨さを引き出しながら、自らの旨さをも深めていきます。 そして「黒帯」のもう一つの命題は「燗あがりする」ことです。


福正宗

福光屋のハウスブランドであり、地元ではナンバーワンのシェアをもつブランドです。 加賀藩の城下町として華麗な文化を花咲かせた食の国・金沢で、最も愛され続けています。 昭和37年から63年まで放送されていたCMに登場するアドキャラクター「フクちゃん」が親しまれ、“大衆のうまい酒・福正宗”のブームがおきました。

                

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