惣誉

そうほまれ

栃木県 惣誉酒造

栃木県芳賀郡市貝町上根539

惣誉の歴史、原料と造り

江戸時代より滋賀県日野町にて醸造業を営み、1872年(明治5年) 現在地、栃木県市貝町にて滋賀県の蔵の出店として、日本酒製造をはじめます。 惣誉酒造で主に使用する酒造好適米「山田錦」は「酒米買うなら土地を見て買え」の先代の言葉通り産地を指定し、最も品質の優れた特A地区の米を選んでいます。 そのほかにも契約栽培による栃木県産の「五百万石」「あさひの夢」や、栃木県産の新品種「夢ささら」などを使用しています。 井戸水は、清らかな鬼怒川水系の伏流水で、軟水でまろやかでおいしく、惣譽の酒質の源となっています。

栃木県芳賀郡市貝町

惣誉酒造のある芳賀郡(はがぐん)市貝町(いちかいまち)は、東京から新幹線で北に1時間の宇都宮から車で40分東へ行ったところにあります。 絶滅危惧種の渡り鳥でタカの仲間「サシバ」の世界的繁殖地と知られ、田園風景と青い空が広がり、彼方には日光連山を望むのびやかな自然があります。 冬の朝晩の冷え込みは身を切るほどの冷たさ。草木に真っ白な霜が下りる頃、酒の仕込みがはじまります。

こだわりの「生もと造り」

惣譽酒造では、2001年より生もと造りに取り組み、味わいの理想の実現に情熱を注いできました。 伝統的な製法である生もとに、現代的な技術を融合させ、たゆまぬ努力によって磨き上げ、蔵で生み出された生もと仕込の酒は、熟成により成長し、 その味わいに複雑さを纏います。原料である兵庫県特A地区産の山田錦も、酒の味わいに柔らかさと膨らみをもたらします。

この酒づくりに最も適しているとされる山田錦を自家精米して、吟醸造りをもとに丁寧な仕込をすることで、味わいにエレガントさを追求しています。 このように旧き良き生もとを復活させ、磨きをかけて洗練することを惣誉酒造では「生もとルネサンス」と呼び、「惣譽の生もと」の目指すところとしています。

                

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