冨玲 / 梅津の生もと

ふれー/うめつのきもと

梅津酒造

鳥取県東伯郡北栄町大谷1350

冨玲の歴史。

慶応元年(1865年)、初代・平蔵が、この地で酒造りを始めて以来、ずっと地元に密着した酒づくりをしています。 純米酒造りを志した現蔵元である五代目・梅津雅典氏は、平成17酒造年度からは醸造アルコール添加を廃止し、すべての日本酒を“米と米麹だけの酒”に変えました。 それは何も特別なことではなく、米で造ったお酒が日本酒であるという原点に返っただけのことと捉えています。 酒の勝鬨では2014年から2018年までの間、梅津酒造の現蔵元の長男である梅津史雅君が、神亀酒造で修業を積む仕込み以外の時期、当社にお手伝いに来て頂いておりました。 2019年度(令和1BY)からはホーム梅津酒造に戻り酒造りを開始します。当社で愛されキャラであったウメちゃんが造るお酒を、「酒の勝鬨」は全力で応援いたします!  ふれーふれーウメちゃん!!

梅津史雅より

30BYの造りに向け蔵へ戻るため、勝鬨酒販も2018年9月いっぱいとなります。 慶応元年創業。「酒は純米 燗ならなお良し」この言葉を体現すべく、当蔵は純米、熟成、燗酒をモットーにしています。 近年では現社長の五代目から生もと造りが始まり、力強い純米酒をと年々取り組んでいます。 冨玲の名は、応援の掛け声「フレーフレー」から命名しています。 当蔵のお酒は、熟成が丸みをもたらし、お燗をすることで酸が冴えわたり華開きます。 60℃近辺までがっつりと温めても大丈夫です。洋食と非常に相性がよく、しっかりした味と酸味が、 香辛料や脂ののった料理(カレー、シチュー、パクチー、唐揚げなど)や、スパイシーな食をも受け止めます。 色は酒本来の色に熟成が加わりきれいな琥珀色、シャープな酸は食欲を誘います! こちらを離れるのは寂しいですが、経験させて頂いたことを次の世界で表現し、しっかりとお客様にお美味しいお酒を届けて行きたいと思います!

冨玲

三代目・藤蔵(とうぞう)は、10代で南カリフォルニア大学に留学、テニスの名手で腕前は邦人大会で優勝をしたほどでした。 その後、高校の教師をしながら家業を継ぎ、最高級のお酒の名前を考えている時、あの応援の声援「Hurrah! Hurrah!(フレー、フレー)」を思い出し、漢字で「冨玲」と名付けました。 日本語に訳せば「頑張れ!」「万歳!」という、縁起も景気も良いお酒です。梅津酒造の礎であり、今では蔵を代表するお酒となりました。

梅津の生もと

「冨玲」が加水されたお酒に対し「 梅津の生もと」は加水をしない「原酒」になります。 そのためアルコール度数もかなり高めになります。生もと仕込の純米原酒をザルで漉したにごり酒「笊(ざる)」シリーズも限定発売されます。 伝統的手法「生もと」で造られるお酒は、目に見えない自然界と造り手との対話の中で、天然の「硝酸還元菌」「乳酸菌」そして「酵母菌」と多くの微生物たちがかかわり、 醸し出されたお酒です。

梅津家

2014年10月 燗酒勉強会にて

                

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