京の春
伊根満開

きょうのはる・いねまんかい

京都府 向井酒造

京都府与謝郡伊根町字平田67

京の春の歴史。

宝暦4年(1754年)創業。 伊根湾を囲む海に面した舟屋や伊根ブリで有名な、 京都府与謝郡伊根町にある蔵元。 交通網が未発達の頃は、酒蔵のそばの船着き場から宮津まで船で酒を運んでいた。 日本で海からいちばん近い蔵、そして日本でいちばん狭い蔵として紹介もされている。 現蔵元代表は向井崇仁氏(弟)、現杜氏は向井久仁子氏(姉)のファミリーによる酒造りをしている。 代表銘柄には山廃、生もと仕込みと多様な「京の春」と、久仁子杜氏が東京農業大学醸造科学科在学時から温めていたアイデアを実現させた 古代米である赤米を用いた「伊根満開」などがある。

伊根の酒

向井酒造のある伊根町は、日本三景に数えられる天橋立(あまのはしだて)から車で20分ほどの距離にあります。 直接海に面した漁船を収蔵するガレージが付いた家屋「伊根の舟屋」は、建物や町並みに限らず港や島などを含めた景観すべてが、 重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。その独特な風景のシンボルのひとつとして向井酒造は伊根の人々に創業より愛されてきました。 伊根にあがる豊富な魚をはじめとする食材や料理、そして伊根の人々と共に生き続けます。

伊根満開

東京農業大学醸造課に在籍してた向井久仁子杜氏が、卒論の品種開発を通じ、「赤いお酒が造れるか」となり、古代米の赤米を使用して実験して出来上がったお酒が事の始まり。 その後の試行錯誤があり誕生したのが「伊根満開」です。 現在では他銘柄の10倍以上は出荷されているというほどの人気商品で、その人気は日本に限らず海外でも高く、 世界一予約が取りづらいと言われているコペンハーゲンのレストラン「noma(ノーマ)」や、オーストラリアの2星レストラン「Quay(キー)」などでも使用されるほどです。 鮮やかな赤色で、甘酸っぱく口当たりのスッキリした味わいで、冷やロック、ソーダ割などからお燗まで、幅広い飲み方、温度帯で愉しめます。



                

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