誉国光の歴史

明治40年(1907年)に創業致しました。 誉国光という名前は、「我が国が、誉れ高く、光輝きますように」という創業者の熱い思いからつけられています。 関東で唯一の名誉賞を受賞した酒蔵です。名誉賞とは、戦前に行われていた日本酒の品評会(現在の新酒鑑評会)に連続で入賞した蔵だけに与えられる名誉ある賞です。 当時は輸送手段も今のように発達しておらず、そういった悪条件の中でも酒の品質が劣化しないような強さと旨さがなければならなかったのです。 また、その当時の日本酒の酒蔵の数は今の倍以上あり、その激戦を連続で勝ち抜いた蔵だけ『名誉賞』が贈られます。全国でも、この快挙は数蔵しか成し得ませんでした。

蘇る伝統技術 土田酒造と麹菌

以下、蔵元 土田祐士氏からのお言葉。

DNAの解析が進み、麹菌は、10万年も前から存在していたことがわかりました。 ということは、日本人がお酒を造るよりも前に、麹菌は存在していたことになります。 まるで神様が「麹菌をおいて置くから、発見してくださいね」と言っているようです。

ご先祖様たちは、神様からプレゼントされた麹菌を偶然にも発見。 そして、1000年以上も前から酒や、味噌や、醤油といった、伝統食品を造ってきました。

ワインがブドウの味を感じるように、日本酒はお米の味を味あじわうお酒です。 では、そのお米の味とは何でしょうか?

実は、麹がお米を溶かすことで、お米の味を引き出しております。 そのため、麹の造り方によっては、お酒はガラッと味が変わっていきます。

時代を経て、お酒の味を安定化させるために、麹は同じように造ることになりました。 そのためか、現在ではお米の品種に注目はされても、麹に注目はされることはありません。

しかし、ご先祖様たちはお酒を美味しくするため、神様から頂いたこの麹を、蔵に合わせて個性的に造ってきました。 長年に長年の苦労を重ねて頂いたおかげで、私たちはその技術をありがたく活用しております。

あなたに、先人たちが奇跡的に発見した、大事に守ってきた麹の力を知って欲しい。 そう思い、私たちは、麹の個性が主役になるお酒を造ることを決心いたしました。受け継がれし技術で麹の力を引き出した、新しい日本酒の世界をどうぞご堪能下さい。

土田酒造は、これからも麹菌たちの活躍を感じるお酒を造っていきます。



                

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