墨廼江

すみのえ

宮城県 墨廼江酒造株式会社

宮城県石巻市千石町8-43

墨廼江の歴史

弘化二年(1845年)、海産物問屋と穀物問屋を営んでいた澤口家2代目当主 澤口安治氏が 「墨廼江」を酒名にして酒造りを行っていた商家より蔵を譲り受けて酒造業を開始することになりました。 太平洋と北上川の接する河口に開けた町"石巻"は江戸時代より千石船が多数往来する海路交通の拠点、伊達藩の米の積出港として栄えていました。 現在は世界三大漁場の一つ金華山沖の漁場資源をひかえ、四季を通じて新鮮な魚介類が水揚げされている東北きっての漁獲高を誇る港町として名を馳せてます。 墨廼江酒造が構える住吉地区には昔より水を司る神様を祭った墨廼江神社(現・住吉神社)が鎮座しています。 その由縁からか北上川西岸地区一帯は古来より墨廼江町と呼ばれておりました。

墨廼江のお酒について

墨廼江酒造では宮城県産「蔵の華」をはじめ「兵庫県産山田錦」「福井県産五百万石」「岡山県産雄町」等、 各地の高品質で優良な酒造好適米と北上川の伏流水を使用し「宮城酵母」を駆使しての酒造りが特徴です。 また、海と川に囲まれたとても自然豊かな石巻の環境で育まれた酒だからこそ、海のご馳走とは相性抜群です。 東日本大震災の際には、蔵に水が入り3日間は水が引かず、機械類が全滅するなど大きなダメージを受けました。 しかし震災後、酒が動いたことで背中を押してもらったそうです。 目指す酒質は『綺麗で柔らかく気品のあるお酒』です。 手間暇を惜しまず、真摯な心で米と向き合い、丁寧に醸し出すことをモットーにしています。

                

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