大黒正宗

だいこくまさむね

兵庫県 安福又四郎商店

兵庫県神戸市東灘区御影塚町1-5-23

安福又四郎商店の歴史

安福又四郎商店は宝暦元年(1751年)の創業以来、兵庫県は灘の地、御影郷にて日本酒を造り続けてきました。 酒造りの名水「灘の宮水」と兵庫県が誇る「山田錦」を筆頭とした酒造好適米、それを精米する六甲山麓の水車群や六甲の気候風土、 丹波杜氏の腕と技が結集した「灘五郷」で醸された日本酒は、味も品質もよく「下り酒」として江戸へ運ばれ評判を博しておりました。 その中でも安福又四郎商店は、大正12年の関東大震災までの永きに渡り、水戸藩御用蔵として代々御用酒を納めつづけていました。 11代藩主の徳川昭武が当家を尋ねた際には、庭に咲く1本の梅の樹に目をとめ、同藩への納入品に限り「梅之樹」と命名し、 廃藩置県まで小石川の藩邸へ納めていたという記録があります。

最盛期は2万石ほどあったそうですが、阪神・淡路大震災の際に木造の蔵が全壊し、多くを失い再スタートを余儀なくされます。 「酒質は以前と変わらない灘の男酒」を信念に、地元の酒販店さんと唯一残った鉄筋蔵で二人三脚で再び酒造り始めるも、蔵は結局取り壊さなければならない事態になります。

そんな時、灘の同じ御影郷である白鶴酒造から蔵の共同使用を提案頂き、醸造蔵や設備を共同で使用する一方、 原料の酒米の仕入れ・酒造りはそれぞれの方法で独立して行うようになります。 現在は安福 晴久代表のもと、営業兼蔵人の池田さん( 宮川大輔そっくり!)、 製造専任の井上夫妻の3人で造り続け、 白鶴酒造の蔵子としてお手伝いしたり、逆に大黒正宗を醸す時は白鶴酒造の蔵人を従えながら酒造りを続けております。

大黒正宗

「灘の宮水」とは、特定の井戸から湧き出るものが本来のもので、大黒正宗ではここの水をタンクローリーで運び使用しています。 『ただ濃いだけのものとは違う、原酒でより楽しめるように』と設計された原酒を基本とするブランドで、 日本酒という醸造酒が持つ「お酒の旨み」が存分に感じられる銘柄です。 「山田錦」を始め、「兵庫錦」「兵庫夢錦」といった兵庫県産の酒造好適米を使用し、新酒以外はすぐに出荷せずに熟成期間を経てから出荷されています。 現在は流通の95%が関西近隣で構成されております。「酒の勝鬨」では令和元年6月より、取り扱いを開始致しました。

                

安福又四郎商店

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