六代目百合

ろくだいめゆり

鹿児島県 塩田酒造

鹿児島県薩摩川内市里町里1604

塩田酒造について

創業は、天保年間(1844年)、現当主である塩田将史氏で6代目になる故の「六代目百合」。「百合」は甑島に咲く「鹿の子百合」(カノコユリ)に由来します。串木野港からフェリーで1時間10分の沖合約45kmの東シナ海にある甑島列島に塩田酒造はあります。一蔵一銘柄を貫く孤高の本格焼酎蔵。

徹底した酒造りと品質管理

近年新築された蔵内は、床暖房が設置され、醪の発酵温度を管理しています。また、貯蔵タンク室も一定温度に保たれ、原酒状態でのろ過はせずに、製成熟成中にタンク表面に浮く油成分だけをネルの布で毎日すくい取るという、大変な手間をかけて熟成させています。品質管理は出荷するまで徹底され、誠心を込めた酒造りがされています。

島と生きる酒

サツマイモは島内で生産される「白さつま」と「黄金千貫」を使用しています。これは、品種へのこだわりではなく、島の農家と共にある酒造りを最優先しています。ただし芋に関してはまだまだ研究の余地があると塩田社長は言います。地域を重んじた人肌な部分を大事にしながら、新しい技術や感性ともに「六代目百合」は進化し続けます。

何で割っても旨い

「六代目百合」は、甑島という離島にあることからもベールに包まれ、豪気な本格焼酎と思われがちですが、実は柔軟な焼酎であり、塩田社長自身が「何で割っても良い」と、様々な割り方を推奨しています。ソーダ割りはもちろん、コーラや牛乳などと割っても不思議と合うのが「六代目百合」の真骨頂。かといって軽いわけではない、重心の低い味わいだから成せる奇跡。そして「何で割っても美味しい」ということは、どんな食材にも合うということ。甑島の風や香りを運び、漁港で揚がる豊富な食材を彩る究極の食中酒、それが「六代目百合」。

塩田酒造訪問

塩田酒造訪問 2019.10.31

                

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