酒の勝鬨ソムリエが考える「ナチュラルワイン」


「ナチュラルワイン」は、法律で定めている定義はありません。
そのため、ワインインポーター、酒販店、飲食店、それぞれ見解が異なっていますが、必ず出てくるワードがあります。


★栽培、畑について
ビオロジック(自然栽培、有機栽培)、ビオディナミ(月の運行をベースとした暦に沿って農作業を行う。天然由来の調合剤を使用する)で栽培。
「農薬」「化学肥料」「殺虫剤」「除草剤」使用しない。


★醸造について
自然酵母(野生酵母)で発酵
亜硫酸無添加、もしくは最低限の量のみ使用
「ろ過、清澄」行わない、もしくは極力ワインに負荷を与えない最低限の範囲で行う。


★認証マークの有無は問わない

このような栽培、醸造で造られるワイン=「ナチュラルワイン」と言われています。

では、ここからひとつでも該当しないことがあった場合、そのワインは「ナチュラルワイン」ではないのでしょうか。

造り手の哲学、思想、どういうワインを造ろうとしているのか方向性を理解することが大切です。

葡萄の栽培、ワイン醸造は、その年の気候、作柄状況によって違いがあり、毎年同じように進まない場合があります。その中で、より美味しいワインを造るために「本来は人為的、化学的な介入は行わないようにしているが、状況によって必要に応じて使用することがある」

このようなワインも含めて「ナチュラル系ワイン」として大きくとらえています。



ナチュラルワイン


     
                

ナチュラルワイン

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