小牧・一尚

こまき・いっしょう

鹿児島県 小牧醸造

鹿児島県薩摩郡さつま町時吉12

かぐや姫の里・さつま町

小牧醸造さんがある旧宮之城町は、2005年3月22日に鶴田町、薩摩町と合併して、さつま町となりました。 かぐや姫の里ともよばれ、竹林の町として有名です。 蔵のすぐ横には鮎やウナギ、山太郎ガニなどが獲れる一級河川の川内川(せんだいがわ)が流れており、 さらに蔵の目前は「轟の瀬」と呼ばれる曽木の滝、神子滝と並んで川内川三轟のひとつとして数えられている奇岩怪岩が突き出した景観の中に激流が逆巻いている場所があります。

水害との歴史

小牧醸造さんがある地域は、これまでに何度も川内川の氾濫による水害に見舞われてきた場所で、 近年では平成18年7月の記録的な豪雨により、川内川の上流域から下流域まで広範囲にわたり甚大な被害が発生しました。 その際に小牧酒造さんも蔵が浸水し、下流の方で「小牧さんの甕じゃないか?」と甕も流されていたそうですが、ひとつずつ回収して再び使えるようにしたそうです。 平成18年の水害後、蔵は改修されましたが、甕だけは明治42年(1909年)創業当時から使用し続けています。

こだわりの焼酎造り

蔵の北方にそびえる霊峰紫尾山系の伏流水を汲み上げた仕込み水を使用。 少人数にて丁寧に甕壺で仕込み、甕壺で熟成する伝統を重んじた焼酎造りをしています。 様々な麹菌、酵母、さつま芋を使い分けた新しい試みを加え、 焼酎造りは人づくりという気持ちを持ち、携わる全ての方々に感謝しながら焼酎造りに取り組んでます。

限定流通銘柄「一尚」

2009年の創業100年を記念して登場した限定流通銘柄である「一尚」の名前は小牧兄弟(小牧一徳、小牧尚徳)両氏の名前の頭文字をとったもの。これからの小牧醸造を率いる小牧兄弟が、責任と自信を持ってお客様に提供できる本格焼酎を造ろうという気持ちと、取り扱い戴くからには『一尚』=『一生』のお付き合いをしていただけるよう蔵元として進化し続けなければならないという決意が込められています。創業当時から小牧醸造に存在し続ける甕などの道具、そして受け継がれた技術。それら伝統的なものと現在の焼酎造りに必要と考え取り入れている道具や技術。今と昔の焼酎造りが融合した、まさに100年の月日があればこそ醸し出せた本格芋焼酎です。

       

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