南部美人

なんぶびじん

岩手県 株式会社南部美人

岩手県二戸市福岡字上町13

南部美人の由来。

久慈家の本家は、元々醤油の醸造元を営んでいたが、その技術を日本酒造りに生かし、初代蔵元・久慈末太が現在の二戸市で1902年(明治35年)に創業。 仕込み水も自社の井戸水と武内神社境内に湧き出る井戸より用いたことから、銘柄は「堀の友」と名付けられました。 1951年(昭和26年)、三代目・秀雄の「これからは良い酒を造らなければ」という強い信念から、南部杜氏の雇用を始める。 当時の二戸税務署長の指導のもと、淡麗できれいな酒の味を「美人」に例え、南部藩という地名と合わせて「南部美人」と命名します。 日本三大杜氏の筆頭に数えられる南部杜氏の洗練された技術と伝統を現在に受け継ぎ、「酒造りは何年やっても、毎年が一年生」という言葉を胸に酒造りに取り組んでいます。

南部美人の地元・二戸市

南部美人のある二戸市(にのへし)は、岩手県内陸部の北端、青森県との県境に位置し、二戸駅まで東京から新幹線で2時間40分で到着します。 東北最大級100万匹のヒメボタルが幻想的に舞う折爪岳や、日本一の大きさの夫婦岩と言われる男神岩・女神岩がそびえ立つ馬仙峡、 出会った人には幸福が訪れるとされる座敷わらし伝説が残る金田一温泉など、自然・歴史・文化を楽しむことができます。 また二戸市は「いわて短角和牛」「ブランド豚」「ブランド鶏」と、三大ミート産地として知られいます。肉好きなら一度は訪れて肉三昧フルコースを堪能したいところでしょう。

海外へのチャレンジ

1997年、日本酒の海外輸出を志す酒造を集め、海外での日本酒の普及と日本酒の国際化を支援する任意団体「日本酒輸出協会」を立ち上げ、海外輸出を本格的にスタートし、 全国でもいち早く世界に向けて販路を拡大させます。進出当初は、日本酒セミナー・試飲会は大盛況なものの、実際の販売数、輸出量は伸びませんでした。 その間、飲食店を1軒1軒回り、営業活動を展開、さらに、英語のネーミング「サザンビューティー」を付け、ラベルも英語表記にするなど地道な努力の結果、 徐々に認知度、販売数も増えていきます。転機は、21世紀を迎え、アメリカで日本食への関心が高まり、日本食レストランが多く建ったことでした。 こうした店では、新しい日本酒に興味を持ち、販売数も輸出量も増加していきました。

糖類無添加梅酒の製造

「日本酒が飲めない人向けのお酒をなぜ造らないのか」という一言がきっかけとなり、梅酒の開発がスタートします。 しかし市場動向調査の結果、すでに梅酒市場は飽和状態となっており、「南部美人にしか造れない梅酒」でないと新規参入は難しい状態でしたが、健康志向の高まりもあり、 意外にも「糖類が少ない梅酒がほしい」、「甘すぎない梅酒がほしい」との意見が多かったそうです。ならば常識を覆し、砂糖や甘味料、 アミノ酸など一切の甘さの添加物を加えない「糖類無添加」で梅酒が造れないかという挑戦を岩手県工業技術センター醸造部と重ねた結果、 南部美人の持つ「全麹仕込み」という特殊技術を応用した糖類無添加用全麹純米酒をまず製造し、その全麹純米酒に梅(果実)のみを低温で漬け込み、 短期間で浸漬・抽出を行うことにより、純米酒が本来持っている自然な甘みに加え、アミノ酸がうまみを最大限に引き出し、梅酒本来の味わいを損なうことなく、 飲みやすく、すっきりとした大人の「糖類無添加梅酒」を造ることに成功しました。

映画「カンパイー世界が恋する日本酒」に主演

2015年(平成27年)、映画「カンパイー世界が恋する日本酒」に五代目蔵元久慈浩介氏が主演。スペインのサンセバスティアン国際映画祭でワールドプレミアされ、 そこから、日本の東京国際映画祭でアジア・ジャパンプレミア、ハワイ国際映画祭でアメリカプレミア上映。翌年からは、盛岡上映をスタートに全国で上映が始まりました。


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