天穏 /
無窮天穏

てんおん/むきゅうてんおん

島根県 板倉酒造

島根県出雲市塩冶町468番地

天穏の由来

明治四年(1871年)の創業。板倉家九代佐次郎が酒造りをはじめ、現在の当主十四代板倉啓治は酒造り六代目になります。 「天穏」という酒名には、蔵元の宗門である日蓮宗本山要法寺管主だった塩冶出身の坂本御前により大正五年に命名されました。 仏典にある 『無窮天穏』という言葉から名づけられたという由来があります。 天穏の特色は「味と香り」。出雲地方においては「よその酒とは一味違うよさがある」と、当時より評判がありました。

一貫した技と水と原料米への徹底したこだわり。

酒米には豊かな自然に恵まれた島根県産の酒造好適米「山田錦」「改良雄町」「佐香錦」「五百万石」とともに 「兵庫県産山田錦」を自家精米で磨き上げ、仕込水は出雲の北山々系、 鳶巣本陣の伏流水で中硬水を使用し、 元気のいい発酵を特色としています。 毎日飲める飽きの来ない味、ガツンと来る味よりもやわらかく、寄り添うような日本酒を目指し、 代々の出雲杜氏により受け継がれてきた 『天穏』を常に、磨き、高めています。

無窮天穏シリーズ

「天が穏やかであれば窮する(困る)ことは無い」という言葉で、板倉酒造の銘柄「天穏」の由来となった言葉「無窮天穏」を酒銘にしたシリーズです。 「山陰吟醸生もと造り」とは、米の良い部分を酒にする、米をより洗練させる、といった考えの吟醸酒で、伝統的な生もと造りと出雲杜氏の吟醸造りを掛け合わせ、 伝統を発展させた高度な手法と考えによる吟醸酒です。 自然からいただいたお米を人の手で「より洗練させた酒」にして再び自然に供え、佐香神社(醸造の神様)や出雲大社が近くにある環境から、 豊穣の感謝と祈りを捧げるための御神酒を造るという考えが強く反映されています。


        

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