情け嶋

なさけじま

東京都八丈島 八丈島酒造

東京都八丈町三根1299

八丈興発について

創業は昭和22年(1947年)、八丈島内では一番新しい蔵元。以前は農家がさつま芋を造り、蔵がそのさつま芋を買い焼酎を造り、その出来あがった焼酎を農家が買う関係にありましたが、昭和初期になると、観葉植物を栽培する農家が増え始め、原料芋の確保が難しくなります。その頃から島の各蔵元は麦焼酎の導入を検討し、現在の様に八丈島特有の文化である芋麦ブレンド焼酎と麦焼酎を造り始め、麦焼酎、芋麦焼酎、芋焼酎の3種類ある独自の文化を持っています。平成7年には、常圧減圧兼用の蒸留装置を導入したことで、さっぱり系の酒質をした麦焼酎「情け嶋」で注目を集めます。

「情け嶋」

銘柄名の由来は、「沖で見たときゃ鬼島と見たが、来てみりゃ八丈は情け嶋」という島に伝わる民謡が名前の由来。鬼がいそうな島だなあ、と思っていたけれど、情けがある(情に厚い)島だったという意味だそうです。「情け嶋」は、”仕次ぎ法”という、泡盛の古酒を作る製法と同様に、継ぎ足しをして貯蔵しているので、20年前の焼酎も数パーセント入っているとか。新酒の力強さと古酒のまろやかさの融合により、絶妙なバランスを保っています。

八丈島~三根地区周辺

八丈興発のある三根地区は、坂下の東側にある最も人口の多い地区。大きいスーパーや、飲み屋が並ぶ親不幸通りがあり、飲食店も点在している。八丈興発のすぐ近くに島で一番人気の「底土海水浴場」があり、そのほかに伊豆諸島で最高峰の「八丈富士」。毎年6月から7月にかけて見頃を迎える「ホタル水路」、新東京百景の「登龍峠展望台」、スポーツ合宿の聖地「長友ロード」などがあります。



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