田んぼに囲まれた梁取集落。その田んぼの脇の空き家。空き家といっても長い間放置されていた家ではなく、只見を離れてしまったけど、この家に思いれのあるご子息が、大切に手入れされてきた家です。この家を譲り頂き、リノーベションを行い、ねっかの焼酎造りが始まりました。
豊穣の森、美しい田園風景、福島県只見町には日本の原風景とも言える世界が広がっています。“ねっか”は、小さな町の日本一小さな蒸留所から生まれた米焼酎。蔵人たち自ら、先祖伝来の土地で丁寧に米を育て、森から湧き出づる水で仕込みました。「私たちの故郷がいつまでも故郷であり続けますように」と深い祈りを込めながら。そんな思いが、ひときわ香り高く、味わい深く、米焼酎とは思えない独特な世界を生み出しました。
只見町や南会津南郷地域で使用する方言で、「ねっかさすけねぇー」など、「まったく」「ぜんぜん」を意味する強調するときに使用する言葉です。可能性を否定せず前向きな気持ちでものごとをとらえる、「ねっかさすけねぇー(No problem at all)」の精神を表します。
米焼酎ねっかは、基本的に日本酒と同じ製造方法で作っています。 日本酒の吟醸酵母を使用し、清酒用の麹菌を使用し、25日間をかけて発酵させます。 このもろみをそのまま絞れば、吟醸香が高い日本酒の出来上がりです。 米焼酎は、そのもろみを蒸留することで生まれます。ねっかでは、減圧蒸留にこだわり、小さな蒸留機を用いることで、30度という低温での蒸留を可能にしています。 出来上がる量も、500リットルのもろみで180リットルと、 日本酒の約1/2程度しか出来ず、とても贅沢なお酒となっています。
蒸留所のある只見町(ただみまち)は、福島県会津地方の南会津郡に属する町。福島県の最西端に位置し、新潟県の三条市、魚沼市などと隣接する日本有数の豪雪地帯。また、町域を流れる只見川には複数のダムがあり、水力発電の基地となっている。秘境ともいえる日本の原風景を残しており「自然首都」をキャッチフレーズにしている。JR只見駅を出てすぐの「只見町インフォメーションセンター」では軽食やお土産販売のほか、レンタサイクルもしており、イタリア発電動自転車として人気の「ISSIMO」もレンタルできるそうです!
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