嘉之助蒸溜所について
蒸溜所は鹿児島県の西岸、吹上浜沿いの約9,000㎡の広々とした敷地にあります。木の質感を生かしたシンプルな本棟には蒸溜設備のほか、東シナ海を一望できる「THE MELLOW BAR」やオリジナルグッズの揃うショップなどを設け、訪れた方々に身近にウイスキーづくりを体感いただけます。3基のポットスチル(蒸溜器)を備えるクラフト・ディスティラリーです。
3基のポットスチルのある個性的な蒸留所
嘉之助蒸溜所は、2017年に始動しました。鹿児島県の西岸、吹上浜沿いの約9,000㎡の広々とした敷地に建っており、各施設が点在します。コの字形2階建ての本棟には、蒸留設備のほか、眺めのいいバーやオリジナルグッズの揃うショップなどを設け、訪れた方々に身近にウイスキーづくりを体感いただけます。蒸留所の大きな特徴は3基のポットスチル(蒸留器)を備えること。世界的にみても、クラフト・ディスティラリー(小規模蒸留所)では2基が一般的です。ウイスキーは通常2度の蒸留を行いますが、2回目の蒸留(再留)の際に、ネックの形状や上部のラインアームの角度の異なるポットスチルを使用することで原酒の香りや味わいをより豊かに変化させることができるのです。
日本のウィスキーの新しい幕開けへとつなげます
嘉之助蒸溜所の母体である小正醸造は、明治16年(1883年)の創業以来、ウイスキーと同じく蒸留酒である焼酎をつくり続けてきました。なかでも、昭和32年(1957年)に二代目・小正嘉之助が手がけた長期貯蔵米焼酎「メローコヅル」は、今も社を代表する銘柄のひとつ。焼酎を樽で寝かせることでまろやかな味わいを実現した、熟成焼酎の先駆けとして、今も多くの人に愛されています。
この土地の豊かな特性や歴史、そして蔵人たちの革新的な発想をさらにウイスキーづくりへと引き継ぐため、2代目の名を由来とし、嘉之助蒸溜所は誕生しました。
蒸留酒づくりに対する情熱と冒険は、私たちの伝統でもあります。メローで味わい豊かな新しいジャパニーズウイスキーの誕生を、どうぞお楽しみに。
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